WiMAXは深夜に速度が遅くなることがあるのか?
WiMAXの速度検証の結果
WiMAXは夜になると回線速度が遅くなるという話を聞いたことがあります。
本当かどうか分かりませんが、夜になると仕事を終えた方が自宅に戻り、ウェブを見たり、SNSをしたり、動画を観たりする影響で通信が分散されるからという理由らしいです。
マンションタイプの光回線は、確かに分散されます。VDSLタイプはそういう特徴があるからです。でもWiMAXはどうなのでしょうか。そこで光回線とWiMAXの通信速度を自宅で測定してみました。
私の住んでいるマンションではメイン回線としてフレッツ光を利用し、別の部屋ではフレッツの無線LANの電波が弱いのでWiMAXを使用しています。メイン回線のフレッツ光(VDSLタイプ)の場合、夜になると回線が重くなる現象が確認できました。やはり多くの方がフレッツ光を利用しているということもあり、特に利用者が増える夜はどうしても重くなるのかもしれません。
そこで、WiMAXの場合はどうなのか調べてみました。その結果、昼に使った場合と夜に使った場合では殆ど通信速度の差は見られなかったのです。若干、夜の方が速度は下がりましたが、フレッツ光ほど顕著に速度が下がった訳ではなく、数字で表すと、昼で20Mbps、夜で17Mbpsという具合です。この程度ならネットを利用する上で特に問題はありません。
WiMAXは通信制限がかかっても問題ない
WiMAXのギガ放題プランは、通信制限は無制限なので容量を気にしないで使うことができます。但し、例外があり、3日間で3GBの容量を使ってしまった場合、3GB以下の容量になるまでは通信制限がかかります。
この場合の通信速度についても同じように昼と深夜で測ってみました。ギガ放題の通信制限がかかった状態で昼の通信速度を測定したら6Mbpsで、深夜の速度は5Mbpsでした。
この速度なら動画などもストレスなく見れるレベルなのでネットを利用する上で特に問題はありません。
これらの検証から、WiMAXは昼でも深夜でも通信速度はさほど変わらないと言えるでしょう。
但し、WiMAXは建物の構造によっても通信速度に影響が出るので一概に変わらないとは言えません。もしかしたら深夜に通信速度が遅くなってしまう方もいるかもしれませんね。
もし深夜に速度が遅くなってしまい、どうしても速度を早くしたい方で、WiMAX2+をお持ちの方はキャリアアグリゲーションを使うと問題を解決できます。このキャリアアグリゲーションを使うことで、バッテリーの消耗は激しいのですが速度を引き上げられる可能性は高いので参考にしてみて下さい。