モバイルWiFi au4GLTEは必要なのか?
WiMAX系端末のLTE
LTEと聞くと、LTE系モバイルWiFiの方を思い浮かべる方がいるかもしれません。ここでお伝えするLTEは、WiMAX系モバイルWiFiに搭載されているLTEモードのことです。ちょっとややこしいですが、モバイルWiFiの世界には、LTEとau4GLTEが存在するということを覚えておいて下さい。
WiMAX系端末のLTEは、現行の機種で言うと「W04」がそれにあたります。「WX03」にはLTEに切り替えることができるモードが存在しません。ですので、WX03とW04を購入するときに比較になるのがLTEモードの存在です。
LTEモードが必要なのか不要なのか、それによってどちらを購入するかを決めてもいいでしょう。
そもそもau4GLTEとはどんなモードなのか?
WiMAX系モバイルWiFiにおいて、au4GLTEとは厳密にはハイスピードプラスエリアモードと言います。
このモードは、WiMAX2+の電波が入る時はWiMAX2+の電波を、WiMAX2+の電波が入らない時はau 4G LTEを自動的に切り替えて使用してくれるモードです。WiMAX2+も日付を重ねるごとにエリアが広がっていますが、まだまだ地方や屋内などで繋がりにくい場所があります。そういった場合にau4GLTEを自動的に使ってくれます。
仕事で使うので急に繋がらなくなったら困る!という人には保険的な役割を果たしてくれるのです。
追加料金が必要
WiMAX系モバイルWiFiでau4GLTEを使用するには月額1,005円の追加が必要です。普段は使わないけど今月だけ旅行に行くのでLTEを使用したい。という場合は基本使用料がその月だけ1,005円上乗せで請求されます。
ハイスピードプラスエリアモードに切り替えようとすると、追加料金が必要ですよという確認画面が表示されるので間違えて切り替えてしまうということはないと思いますが、1,005円かかるというのは覚えておきましょう。
一度切り替えた後はその月は更に追加料金がかかるといったことはないので安心です。
auのスマホ使用者は無料になる?
auのスマホを持っていて、さらに「auスマートバリュー mine」を契約している人は、ハイスピードプラスエリアモードの際にかかる1,005円が無料になります。これはモバイルWiFiのプロバイダがauでなくとも適応されるので、auのスマホ使用者はハイスピードプラスエリアモードを使うメリットが大きくなります。
月に7GBまでという制限が発生
ハイスピードプラスエリアモードに切り替えをした瞬間から、1月の容量上限が7GBとなります。これはギガ放題プランであっても、モードを戻しても変わりありません。つまり、いかなる理由があっても月が変わるまで容量上限は7GBに固定されてしまいます。
せっかくの使い放題プランが無駄になりますので、旅行や出張などの緊急時はハイスピードプラスエリアモードを使用し、それ以外の場合は通常のモードを使用するという使い方がオススメです。
よく使うエリアの電波に不満がなければau4GLTEは不要
au4GLTEは便利な機能であることに間違いありませんが、普段よく使うエリアの電波に不満がなければau4GLTEは不要だと言えます。ただ、緊急時のみ使用するという使い方ができるので、保険的な意味でW04を保有する価値は十分にあるでしょう。