モバイルWiFi端末の違いは何ですか?
「モバイルWiFi端末の違いは何ですか?」という御質問を頂きました。モバイルWiFiをこれから利用しようとする方にとっては、スマホなどとは違うモバイルWiFi端末というものに戸惑ってしまうのも無理はないと思います。
基本的にモバイルWiFiの端末はスマホなどとは違って用途が電波の送受信となるので、それほどスペックによって大きく通信速度が変わるようなことはありません。
ですが、バッテリーの駆動時間や同時接続台数、その他端末による特別な機能などもありますので、今回はそういった点についてご紹介したいと思います。
モバイルWiFi端末で違いが発生するのは、通信方式、駆動時間、同時接続台数など
モバイルWiFi端末は契約する際にほとんどのプロバイダから無料で受け取る、もしくは購入代金分を毎月割り引くという形で実質無料にて提供してくれます。
その際には複数の選択肢が提示されるのですが、どの端末を選んでも提供しているプランは利用できます。
ですが、より便利に使うためにはあなたの利用目的にあった機器を選ぶことが望ましいです。
モバイルWiFi端末で仕様に違いが出てくるのは通信方式、バッテリー駆動時間、同時接続台数などです。それぞれについて解説していきますね。
- 通信方式:
WiMAXや4GLTEなど、利用できる通信方式が決まっています。それぞれの通信方式には速度やエリアなどが決まっているので、通信方式は重要な項目だといえます。特に通信エリアに関しては居住地域によって多大な影響がありますので、慎重に選ぶようにして下さい。
WiMAXやAXGPなどの高速通信は一般的に都市部にエリアが限定されていて、LTEは日本の人口カバー率が99%以上のエリアなど、広域で電波を使うことができます。
- バッテリー駆動時間:
最近のモバイルWiFi機種は連続稼働時間が7時間~10時間ほどです。通勤時間や食事時間など、外でネット接続をする時間をカバーできるものを選ぶと良いでしょう。また、バッテリー駆動時間の長さと端末の重量・大きさは比例関係にあるので、コンパクトな機種を使いたい場合はバッテリー駆動時間が短くなります。今はモバイルバッテリーが安くなるので、取り回しを考えるなら小さな機種を買って、必要な時は外部バッテリーを利用するという運用が便利かも知れません。
- 同時接続台数:
モバイルWiFiが同時に接続して電波を送ることができる通信機器の数です。例えばパソコン、スマホ、タブレットを同時に使うとすれば同時接続数は3以上が必要ということになります。最近の機種では同時接続10以上は基本的に可能なので、一般的な使い方であればそこまで気にしなくても良いでしょう。