モバイルWiFiにはSIMカードが必要
そもそもSIMカードって何?
SIMカードという言葉、聞いたことがあるでしょうか。格安SIMの登場で、SIMカードという単語が割と一般的になったとは思いますが、まだよくわかっていないという方も多いと思います。
SIMカードとは、スマホ等の通信機器に挿されている、通信するために必要なカードのことです。サイズはかなり小さく、小指に乗せられるくらいのサイズです。
SIMカードにはそれぞれに固有のID番号が割り振られていて、それを端末に装着することで、その端末が誰のものなのかを特定できるようになります。スマホなどの通信機器にとって、SIMカードは個人を特定する手段になります。
それがないと、誰のものかわからない端末になってしまい、通信会社も通信させないような仕組みになっています。
つまり、現在通信ができている端末であれば、どんな端末であってもSIMカードは差されているわけです。
モバイルWiFiにもSIMカードは必要
もうおわかりかと思いますが、モバイルWiFiも通信機器の一つのため、SIMカードは絶対に必要です。
SIMカードを挿さずに電話やインターネットを使うことは基本的には不可能なのです。
スマホでネットに繋ぐだけであれば、SIMカードがなくともフリーWiFiスポットなどで使えますが、認証ができないためアプリなどは使えないことがほとんどです。
モバイルルーターであれば全ての端末にSIMカードは必要で、WiMAX系であってもドコモであっても、もちろんモバイルWiFiであってもそれは変わりません。
大抵の場合契約時に挿された状態で手元に届くため、その事実を知らない人が多いのかもしれませんね。
逆に言うと、SIMカードさえあれば、適当に中古のモバイルWiFiに挿しても通信は可能です。ただし、通信規格が同一かどうか、SIMロックがされていないか、というのを確認しないと、差し込んでも使うことはできません。
ですので、SIMカードを挿し変えるときには、持っている端末に挿そうとしているSIMカードが対応しているかどうか、という点は必ず確認するようにしましょう。
ちなみに、同じ会社のSIMであれば大抵使えます。例えばWiMAX系の端末であれば、WiMAX系の会社で契約したSIMカードなら大抵の場合使えます。ただWiMAXの場合端末とセットで契約するのが基本のためあまり使う機会はないと思いますが…。
格安SIMを使いたい場合には、それに対応したモバイルWiFiの端末を用意するようにしましょう。