モバイルWiFiで位置情報の精度を上げよう!GPSの仕組み
道に疎く、方向音痴な人は、スマホの地図アプリを利用する人も多いのではないでしょうか。
最近の地図アプリの進化は凄いもので、車のカーナビとしても活用できるほどです。
さてさて、非常に便利な地図アプリですが、たまに位置情報が正確につかめないことがあります。
駅の近くを歩いているのに急に離れたところにワープしてしまったり、一本ずれた道を歩いていることになってしまったり…。
今回はGPSとモバイルWiFiについてお伝えしていきます。
GPSとは?
GPSとは、「Global Positioning System」(グローバル・ポジショニング・システム)の略称で、全地球測位システムとも呼ばれます。
なんだかカッコイイ名前ですが、要するにアメリカ合衆国が運用する人工衛星を使った測位システムです。
24時間いつでも、世界中のどの場所でも位置を知ることができます。空から衛星が見張っている感じですかね。
元々は軍事技術として開発されました。航空機や船の移動を助けるために発明され、1996年から民間利用ができるようになりました。
GPSという言葉が出始めたのは意外に最近なわけですね。
日本ではGPSを利用したカーナビから庶民に広がっていき、今ではスマホやガラケーのほとんどの端末にGPS機能が搭載されています。
スマホのGPS機能について
スマホやガラケーのGPS機能には、「A-GPS」という仕組みが使われています。
Aは「アシスト」という意味で、補助GPSという仕組みです。
通常のGPSは、人工衛星から位置情報をキャッチして位置測定を行いますが、A-GPSは現在地に近い携帯電話基地局にアクセスして位置情報を割り出し、GPS衛星から送られた信号を補足して現在地を計算します。
現在地の情報を計測するために、キャリアの基地局を利用するわけです。
位置情報の受け取りを地上でするため、瞬時に現在地の測定ができるという特徴があります。
モバイルWiFiを利用すると精度が向上する
GPSを使用する際に、WiFiをONにして、モバイルWiFiを利用すると、位置の正確性が向上します。
突然ワープしたり道を外れてしまったりすることが少なくなるわけです。
詳しく説明すると、スマホの基地局とのやり取りを、モバイルWiFiが補助してくれる形になるのです。
モバイルWiFiから発信される電波から取得した位置情報と、キャリア基地局からの位置情報を組み合わせることで、より高い精度になるわけです。
WiMAX系であれば、WiMAX系が繋がりやすく、スマホのLTEが繋がりにくいような場所でも強く効果が発揮できます。
ですので、よく地図アプリを利用するという人にとっても、モバイルWiFiはとてもオススメできるわけなのです。