WiMAXの基地局について
基地局は日本の通信基盤
基地局という言葉を聞いたことがあっても、詳しく知っている人はそう多くないかと思います。基地局というのはWiMAXに限定されるものではなく、一般的な携帯電話が通信を行うためにも必要なものです。ネットが発達する前から、電話という形で日本の通信を支えてきた設備と言っても過言ではないでしょう。
基地局は通信機器と直接通信を行う装置のことで、ビルの上や電話ボックスの上、地下鉄のホームの天井など、街中のあらゆる場所に設置されています。ここで言う通信機器というのは、空を飛んでいる衛星のことを指します。電波の大元は空にあるわけです。
地方にはこの基地局は少なく、これが多ければ多いほど人口カバー率が上昇します。
WiMAXの基地局に限って言えば、規格上の通信可能距離は1km~3kmで、自宅から3km圏内に基地局があれば安定した通信が可能だと言えます。
WiMAXの基地局に限らず、基地局に近ければ近いほど通信は安定して、速度も速くなります。例え電波があっても、基地局から離れていると、安定した通信は不可能ということになるわけです。
WiMAXの基地局の数
WiMAXのサービスを提供しているのはUQコミュニケーションズです。回線の権利を持っているUQコミュニケーションズから正確な数の発表はされていませんが、少なくとも3万局以上は設置されていると言われています。
これは、2017年の2月28日に、WiMAX2+の基地局の数が3万局を超えたという発表があったからです。それ以降発表がありませんが、日々増えていくことを考えると、今後は4万局にまで達する可能性もあります。
基地局が多ければ多いほど、カバーする範囲が広く、WiMAXを使って通信できる人の数が多くなります。元々の基地局の数は、ソフトバンクやドコモに負けていましたが、WiMAX基地局の増え方はかなりのものなので、今後に期待がもてます。
基本的には、WiMAXの電波が届かない場所に基地局を開設していくため、どんどんエリアが広がっていきます。最新の情報は、UQコミュニケーションのオフィシャルブログで随時発表されているので、今は未対応だけど今後基地局ができるかも?という場所に住んでいる人はチェックしてみるといいかもしれません。いつの日か、山奥であっても使えるようになる日が来るかもしれませんね。