WiMAXの電波の強さは端末の設定で変更できる
モバイルWiFiの人気が上昇するにつれ、自宅でもWiMAXを活用する人が増えてきました。中には固定回線を解約して完全にWiMAXに置き換えてしまっている方もいるようです。
このように便利なWiMAXですが、自宅で重用していると時々不便な状態に陥ることもあります。
例えば、部屋の配置によってWiMAXの端末の電波が上手く届かない場合などです。その際には端末の設定で電波の強さを変更して出力を上げることが可能です。
今回は、WiMAXの電波の強さを端末の設定で変更することについて解説していきたいと思います。
WiMAXの電波が弱く、通信が繋がりにくい場合に起こること
WiMAXの電波をやりとりするモバイルWiFi端末は電波で相互の機器と接続するため、間に遮蔽物があると減衰して上手くデータの送受信ができなくなります。
具体的には、モバイルWiFiとの接続ができなくなったり、接続はできないけれども速度が十分に出ない等の症状が発生します。その際には、お手持ちのモバイルWiFi端末の設定を変更して電波出力を上げるようにしましょう。
モバイルWiFiの端末で電波出力を変更する方法
端末の機種にもよりますが、WiMAX2+の端末の場合、いくつかの段階(たいてい4段階ほど)で電波の強度を変更することができます。
届いたばかりのモバイルWiFi端末は、バッテリーの持ちを良くするために最低出力に設定されているケースが多いです。電波の出力を上げるとその分バッテリーを消費するので控えめに設定されているということですね。
そのやり方は、モバイルWiFi端末をPC等に接続してインターネットブラウザで設定画面を呼び出すことで進めていきます。初心者のかたは戸惑うかもしれませんが、詳細についてはマニュアルやサポートセンターに電話をして確認すれば教えてもらえるので落ち着いてひとつずつクリアしていきましょう。
モバイルWiFi端末とPCが接続できたら、ブラウザに直接アドレスを入力します。大抵の場合、192.168.8….等と数字の羅列を入力していくことになります。
それが成功すれば、端末の設定画面が開きます。そこで電波出力の変更ボタンをクリックして出力を最大にして下さい。
こうすることで今まで届かなかった場所にも電波が届きますし、速度が遅いという症状も改善されます。もしもこれでも電波が届かないという場合には、WiFiの中継器というものがPCの周辺機器メーカーから発売されていますので、それらを使うようにしましょう。