モバイルWiFi IPアドレスを変更できる
IPアドレス。それはインターネット上の住所のようなもので、固定回線であれば通常一家に一つ割り当てられているものです。公共の場所であっても同様に割り当てられていて、例えばネットカフェなどでインターネットをした場合であっても、どこのネットカフェからアクセスしたか、というのは調べようと思えばわかってしまうのです。
今回は、モバイルWiFiとIPアドレスについてお伝えしていきます。
どんなときにIPアドレスは使われる?
インターネットにアクセスするということは、いかなる場合でもIPアドレスというものが存在するということです。つまり何をやったとしてもIPアドレスが無くなるということはあり得ません。
住所というと、なんとなく家がばれてしまうだとかそういった怖いイメージが付きまといますが、犯罪でもしない限りはその可能性はほぼありません。警察が、犯罪者の家を調べるためにIPアドレスの人の住所を調べるということはありますが、一般の人はそんなことできないからです。プロバイダにこのIPアドレスの人のことを教えてくれと言ってももちろん拒否されます。
主な使われ方としては、サービスを運営している企業が、同一人物かどうかを特定するために使用します。例としては、動画サイトなどで一日3回までしか動画が見れない設定になっている場合や、このサイトは一人一つのアカウントしか作れませんよ。という場合です。
サイト側、企業側が決めた制限をするための一つの番号として使われているわけです。
どんなときに困る?
さて、固定回線などは、IPアドレスが固定されてしまうというのはお伝えしましたが、どんなときに困るのでしょうか。
それは、マンションやマンスリーマンション、ホテルやレオパレスなどの、大きな物件で利用するときです。最初から固定回線の工事が完了している場合は、他の部屋とIPが同じになっているパターンが存在します。
そうなると、利用しようとしたサービスであらぬ疑いをかけられてしまうことになります。犯罪とは話しがまた別ですが、例えばyoutubeなどの動画サイトやSNSなどのサービスで同じ人扱いをされてしまうことがあるんです。動画サイトなどで視聴していないのに視聴制限に引っかかるなどもこれにあたります。
通常の使用で困ることはあまりないかもしれませんが、ネットサービスをフルに利用したい人にとってはけっこうな問題です。IPアドレスは本当に自分だけが使うものにしておくのがベストというわけですね。
モバイルWiFiならIPアドレスの変更が可能
モバイルWiFiを再起動するしたり、使っている場所を変えるだけで、IPアドレスは変更されます。つまり、通常は変更できないIPアドレスが、モバイルWiFiを使えば簡単に変更できるわけです。
同じIPを使用し続けたくない場合や、マンション内の別の住人とIPアドレスが被りたくない場合には、モバイルWiFiはとても便利に使うことができます。
ただし、犯罪を犯した場合などは別の情報で特定されてしまうので絶対にやめましょう。