モバイルWiFi|アドバンスモードとは?
モバイルWiFiの通信方式のひとつであるアドバンスモードとはどういったものなのかということに関心を持つ人が増えているようです。今回は、ワイモバイルのモバイルWiFiを利用するうえで考慮すべきアドバンスモードとは?ということについて解説します。
アドバンスモードを使えば容量制限無しでモバイルWiFiを使えるようになる!
アドバンスモードとは、ワイモバイルやヤフーWiFiなどのソフトバンク系列のモバイルWiFiプロバイダが提供している通信方式です。
これまで、ワイモバイルなどのモバイルWiFiには容量無制限で実用に耐えうるプランはありませんでした。容量無制限自体が可能なプランはあったのですが、速度規制が酷すぎてまともに使えないということでネット上での口コミによる評価や評判で大きな話題になったこともあります。
そのような経緯からワイモバイル系列のモバイルWiFiからWiMAX系列のモバイルWiFiへ移動する人が増加したのですが、ここにきてワイモバイル側が巻き返しを図っている構図であるともいえるかもしれません。
アドバンスモードの概要とは
ワイモバイルのアドバンスモードはAXGPという通信方式がカバーしているエリアで利用することができます。このモードで通信をすれば、月間のデータ容量制限はありません。ただし、WiMAXと同じように3日間3GBの制限があります。ですが、速度制限がかかった場合でもWiMAXと同じように高画質動画の視聴ができる通信速度は維持できるようです。
ここまで見るとWiMAXと同じレベルの通信環境であるかのようにも思えるのですが、残念ながら大きな落とし穴があり、総合的に判断してWiMAXを越えることはできないように感じます。
アドバンスモードの落とし穴とは?
アドバンスモードの落とし穴とは、仮にアドバンスモードの契約をしていても、外出などをした際にアドバンスモード以外の地域での通信が7GBを越えてしまった時点で128Kbpsの速度制限を受けてしまうことです。この速度ではまともなネット接続はできません。さらに一度この制限にかかると、同月内にアドバンスモード対応エリアに戻っても規制が解除されないのです。
このため、利用地域が完全にアドバンスモードでカバーできているのなら良いのですが、そうでない場合にはあまりメリットがありません。
アドバンスモード自体のエリアもWiMAXのエリアに比べると狭いというのが現状なので、様子見をして今後どうなるかを注視していくというのが良いかもしれませんね。