モバイルWiFi通信速度のMbpsとは?
モバイルWiFiを選ぶ際に、「最高速度370Mbps!」などという速度表示がされています。何気なく通信速度の速さを示すもので、数字が多いほど良いのだろうなということは理解しているけれども細部までは分からない、結構謎な単位だったりします。
今回は、モバイルWiFiの通信速度で利用される単位、Mbpsについて詳しく説明したいと思います。
「Mbps」の読み方はメガピーピーエス、「Megabits per second」(メガビット毎秒)のこと
「Mbps」の読み方はメガピーピーエスで、英語の「Megabits per second」頭文字をとったものです。これは日本語に直すと「メガビット毎秒」となります。
つまり、370Mbpsの場合、一秒間に370メガビットのデータ通信速度があるということになります。コンピュータに詳しい方なら、「370メガビット」という内容で「ああ、大体これくらいのスピードなのだな」と分かるのですが、一般の人には分かりにくいのです。何故なら、一般的に使われているファイルの大きさのメガ、ギガとはまた違った単位だから。
メガビットとメガバイトは違う単位
例えば、スマホの記憶容量やパソコンのハードディスクの容量、そして普段扱う写真や映像のデータは100メガ、100ギガなどと表示されて理解していますが、これは全て「メガバイト」であり、「メガビット」とは異なります。
ビットは通信速度の単位であり、バイトはデータ量の単位です。さらに、現在のコンピューターでは1バイト=8ビットとして扱われています。
これを知らないと、「1秒間に370メガなら3テラのハードディスクの中身を10秒以内で転送できてしまう」と誤解しかねません。実際には、370メガビットの転送料はバイトに直すと1/8の46.25メガバイトになります。3テラバイトのハードディスクを転送する場合は66秒ほどかかる計算です。
モバイルWiFiの通信速度370Mbpsはとにかく速い!
少し専門的な話となってしまいましたが、以上がMbpsという単位にまつわる詳しいお話しです。ただし、このような細かい部分は気にせずとも大丈夫です。モバイルWiFiの最高速度370Mbps は現在のコンピュータやスマホの性能を考慮しても圧倒的なスピードです。ですので、どんな高画質な動画であろうと、重いファイルであってもストレスなく使うことができるのです。