モバイルWiFi「ハイスピードモード」と「ハイスピードプラスエリアモード」の違い
WiMAX系列のモバイルWiFiには、「ハイスピードモード」と「ハイスピードプラスエリアモード」という通信モードが搭載されています。
今回は、その違いや注意すべき点などを分かりやすく紹介していきます。
「ハイスピードモード」と「ハイスピードプラスエリアモード」を一言で言い換えると
WiMAX系列のモバイルWiFiの「ハイスピードモード」と「ハイスピードプラスエリアモード」はそれぞれ「WiMAX2+のエリア内で使用する通信モード」と「auのLTE網のエリア内で使用する通信モード」に言い換えることができます。
つまり、WiMAX2+の本来のエリアで通信する際には「ハイスピードモード」が、auの電波が必要な場合は「ハイスピードプラスエリアモード」での通信が必要になるということです。
「ハイスピードモード」と「ハイスピードプラスエリアモード」の違いとは?
「ハイスピードモード」と「ハイスピードプラスエリアモード」の違いとしては、「ハイスピードモード」での最大通信速度が440MHz、「ハイスピードプラスエリアモード」での最大通信速度が225MHzとなります。(それぞれキャリアアグリゲーション実行時)
エリア的には「ハイスピードモード」が都市部を中心として比較的狭く、「ハイスピードプラスエリアモード」は都市部はもちろん、田舎や山間地でもより広い通信エリアがあります。「ハイスピードモード」と「ハイスピードプラスエリアモード」が重なるエリアではそれぞれキャリアアグリゲーションが可能で、最高370MHzでの通信となります。
「ハイスピードプラスエリアモード」での通信利用時の注意点
ハイスピードプラスエリアモード」での通信を利用する際にはいくつか注意しなければならない事項があります。まず、「ハイスピードプラスエリアモード」の広いエリアを利用するためにはモバイルWiFiの端末が「ハイスピードプラスエリアモード」に対応していなければなりません。そして、これは全ての端末が対応している訳ではないのです。例えば、2016年6月に発売されたW03という端末では利用可能ですが、2016年12月発売のWX03という機種では利用することができません。つまり、W04は田舎や山間地での通信が困難であるということです。
また、「ハイスピードプラスエリアモード」対応機種でもその地域のみでの通信を利用する際には「LTEオプション」に加入する必要があります。これは月額1,000円ほどなのですが、旅行や出張で必要な月だけ利用することもできます。