モバイルWiFi中古で買った後に契約できるのか
モバイルWiFiの中古について
モバイルWiFiの機種も、中古市場に出回っているものがあります。使わなくなったものをみんな売っているわけですね。
結論から言えば、中古で買うメリットはあまりありません。
というのも、WiMAX系のモバイルWiFiであれば、端末代金は無料だからです。しかも最新機種がもらえるので、わざわざ中古を買う意味があまりないわけです。
ただし、モバイルWiFiの中でもワイモバイル系のモバイルWiFiであれば、中古で買うメリットがあります。ワイモバイル系は端末代金が必要だからです。
中古で白ロムを手に入れて、SIMだけ契約すれば割安になります。
ただし、白ロムに似た言葉でも赤ロムや黒ロムや灰ロムなどもあるので、しっかりそれぞれの言葉の意味を確認しておきましょう。
・白ロム
携帯電話回線の契約情報(電話番号)を端末に直接書き込む方式の機種で、契約者の情報がなにも入っていない真っ白な状態のことを言います。その名の通り白なわけです。
SIMカードを挿せばすぐに使える(電話や通信が)状態になる端末の事ですね。ちなみにSIMカードとは契約情報が記載されている手の爪ぐらいの大きさのチップです。
SIMカードにより端末が電話番号を認識したり、契約情報に沿った電波を感知して、使えるようになるわけです。SIMカードを差しても使えない端末もあり、それは赤ロム、灰ロムと呼ばれます。
・赤ロム
赤ロムというのは機種のローン(分割払い)が滞ってしまい、キャリアにより利用制限(ロック)が掛けられた端末の事を言います。白ロムとして購入した何ヵ月後かに急に赤ロムになることがあるので注意が必要です。
例えば、iPhoneの分割払いの支払いが5ヵ月残っているとします。それを解約する場合、解約する際に一括で支払うのか、端末の代金だけ5ヵ月かけて支払っていくのか選ぶことができます。
解約してからも分割での支払いを継続していく方を選んだ後で業者に販売した場合、ローンは残っているのに別の人の元に機種が渡ってしまいます。残りも問題なく支払っていけばいいわけですが、ローンの支払いが滞った場合、端末を購入した人が急に使えなくなって困るわけです。
・黒ロム
端末内のメモリに直接契約者情報(電話番号)が書き込まれていており、回線契約が結ばれていて利用可能な状態の端末が黒ロムです。
スマホの場合は携帯ショップで契約して、SIMカードを挿して利用している状態の端末が黒ロムと呼ばれています。いわゆる普通のスマホなのですが、モバイルWiFiの中古ではこれはありえません。
・灰ロム
かなり珍しい状態のロムのことを言います。灰ロムとは紛失や盗難で端末に契約情報が残ったまま解約された端末の事です。
灰ロムの特徴は電波は受信するが通信はできません。犯罪に絡むこともあるので、強制的に使えなくなります。
こちらも基本的にはありません。他人のモバイルWiFiを盗んで売ろうとしてもすぐにばれてしまいますからね。
上記のように、中古のモバイルWiFiを使うには、けっこう面倒な点があるため、できることなら正規のルートでモバイルWiFiを契約するようにしましょう。